フィロティモス偸生記

καθεύδειν αὐτὸν οὐκ ἐῴη τὸ τοῦ Μιλτιάδου τρόπαιον.

アンドレイアというアレテー

男らしさに縛られたくない、男らしさを押し付けないでほしい、という主張そのものに対しては「ま、いいんじゃないの」と思える。そういう人がいても別にいい。

だが、そういう主張に不可分と言っていいほど結びついた強さを憎悪し、弱さを良きものとみなし、これを売りにする卑屈な自負に対しては、三島由紀夫じゃないが反吐が出る。

「てめえらは哀れなことに生まれた時代を間違ったようだ。もっと前に生まれていればその女々しくて男らしさなんて欠片もない根性にお似合いの宦官っていう天職が得られたんだからな」という嫌味の一つも言いたくなる。