フィロティモス偸生記

καθεύδειν αὐτὸν οὐκ ἐῴη τὸ τοῦ Μιλτιάδου τρόπαιον.

企業が自腹を切れば?

b.hatena.ne.jp

 

このテの「商売に必要な技能を学校で教えろ」的な話を見るたびに僕ちんは思うのです。

それを必要としているのはあなたたち企業人でしょ? だったら講師を雇って社員にレクチャーさせるなり、放課後とか土日に老人が昔の遊びを教えるみたいな感じで社員を派遣して教えるなり、自分たちで専門学校を作るなり、とにかく自腹を切ってやるのが本筋じゃないの? これは車が欲しいと思ってる人が「政府は国民一人一人の車の購入費用を負担すべきだ」って言うようなものだよ。この要求には全然公共性がないワケ。

っていうかさぁ、本来は自分たちが払うべきコストを国家や社会に押し付けるのはどうなの? その点、若者を使い捨てるブラック企業が、そうやってボロボロになった人たちをケアする費用を事実上国家に押し付けているのと同じじゃないの?

確かにね、そういう技術を持っていれば、役に立つんだろうさ。でもそれを言い出したらきりがないよね。ものを売る技術だけじゃなくて、プログラミングの知識とか、簿記とか、宅建とか、危険物取扱免許とか、フォークリフト免許とか、大型免許とか、持っていれば役に立つかもっていう技能は腐るほどあるけど、他のヤツを全部うっちゃってその中で特にどれかを特別に公教育のカリキュラムに組み込む妥当性が怪しいし、そうすべき根拠を示して国民を説得するのはかなりハードルが高いと思うのよ。せいぜい商業高校のカリキュラムに組み込むのが関の山だろうさ。そんな七面倒なことをするくらいなら、上で述べたような手を講じる方が、ローコストで現実的だと思う。銭金やら成功の見込みの計算はあなたたちの得意分野でしょ?

 

だから僕ちんは思うのです。

「テメエのことはテメエの金でやれ。テメエの金で」

と。