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フィロティモス偸生記

καθεύδειν αὐτὸν οὐκ ἐῴη τὸ τοῦ Μιλτιάδου τρόπαιον.

名声や名誉が儚いですって? ご冗談を!

世間ではよく、「名声は空しい」だの「名誉は儚い」だとのよく言われているが、俺はこれらの言説に対して以下のような疑問を持っている。

およそ人が成しうるもののうち名声や名誉ほどこの世で長続きするものはあるのか?

名声や名誉すら空しく儚いとすれば一対何が空しくもなければ儚くもないのだろうか?

それというのも、ハンニバルの類い稀な名将としての、テミストクレスの恐るべき策士としての、プラトンの哲学者としての「神のごとき」名声や名誉は彼らの死後2000年以上経っているにもかかわらず、今日に至るまで傷一つついていないし、彼らの名声や名誉は人類が存続する限り、今からさらに1000年2000年経とうとも燦然と輝きを放ち続けるだろうから。

翻って考えてみるに、こういったものすら空しく儚いと言うのであれば、人が成しうるもののうち一体何が空しくもなければ儚くもないというのだろうか? これら以上に長続きするものがあるのだろうか? 俺は全然思いつかない。