フィロティモス偸生記

καθεύδειν αὐτὸν οὐκ ἐῴη τὸ τοῦ Μιλτιάδου τρόπαιον.

不満足な人間と満足したなんとやら

お金以外の働く意味を教えてください http://q.hatena.ne.jp/136.. - 人力検索はてな

 

はてなのトップページにあったので見てみたんだけど、仕事をしていないと暇になると答えている人が結構いる。

そういえば、最近読んだ『蜂の寓話』っていう本のなかでその著者マンデヴィルが「労働者、とりわけ製造業や農業といった骨の折れる肉体労働者には必要以上の教育を施すな。教育や学問の先にハイソな楽しみがあることを知れば奴らは辛い仕事をしたがらなくなって怠けたがるようになるから」っていう感じのことを言ってたっけか。これを読んだ時には言っていること自体はそう的外れでもなかろうが、いやに情に欠ける意見だと思って俺は反発を覚えたんだけど、上記の回答を見るにマンデヴィルの意見が情に欠けるっていうのは俺のおせっかいで、当の労働者たちは労働に捧げる人生に満足しているのか、などと思ってしまう。

そして質問への回答を見た時には「彼らにはこれさえしていれば幸せ、あるいはこれをしている時ならば単なる労働力から人間に戻ることができる趣味なり生き甲斐がないのだろう。哀れで惨めなものを言う道具どもよ」なーんてことを感じた俺もその直後にはたりとこんなことを思った。下手に向学心があって研究者になるという夢を追ったはいいが、挫折してその分野と全く関係ない仕事をしつつ、未練がましくその分野の本を読んでは髀肉の嘆をかこつ俺と、現状に不満を持たず満足に暮らしているno job no lifeな彼らはいったいどちらが幸せなのだろうか、と。